心電図を「読める」から「伝えられる」へ。私がbe Navigatorを始めた理由

心電図は武器になる! be Navigator ブログ

心電図を読めても、言葉にできなかった

心電図を勉強しているのに、現場でどう生かしたらいいのかわからない。読めたつもりでも、人に説明しようとすると言葉が出てこない。そんな難しさを感じることはありませんか。

こんにちは。看護師コミュニティ「be Navigator」を運営しているベッカミです。

私にも、学んだ知識と、現場で使うことの間にギャップがありました。本を読んで知識を増やしても、それを相手に伝えるのは、また別の難しさがあるんですよね。

心電図検定を受けたことは、学びを深めるきっかけの一つでした。私はもともと、試験に向けてコツコツ準備するタイプではありません。最初に受けた2級も、試験の1週間ほど前から集中して勉強しました。合格をきっかけに心電図の全体像が少しずつ見えるようになり、その後は1級にも挑戦しました。

また、コロナ禍には、それまで月に一度開かれていた勉強会ができなくなりました。そんななかで出会ったのが、オンラインで心電図を学ぶコミュニティです。そこで触れた内容はとても奥深くて、「こんな世界があるんだ」と驚きました。

自分でも発信しながら学ぶうちに、心電図がどんどん好きになっていきました。本を読み、わからないところをさらに深める。その繰り返しが楽しかったんです。「自分にはどんな専門性があるんだろう」と考えていた私にとって、心電図は、もっと追いかけたいものになっていきました。

学んだことを話すと、会話が広がった

集中治療室から心カテ室へ異動すると、循環器の医師と一緒に働くようになり、心電図について話し合う機会も生まれました。

そこで改めて感じたのが、自分の考えを言葉にする大切さです。わかっているつもりでも、うまく説明できない自分がいる。もう一段階、力をつけたいと思いました。

私が学んだことを発信していたのも、現場で心電図を使えるようになりたかったからです。学んだことを自分の言葉で話し、その場を人に知らせる。それは、自分が学び続けるためのきっかけにもなっていました。

続けているうちに、現場で心電図について意見を聞かれることが増えていきました。私から医師や臨床工学技士に話しかけることもありました。心電図をきっかけに、職種を越えて会話が広がっていったんです。

その後、心電図検定1級を2回目に受けたとき、成績優秀者として名前が掲載されました。それをきっかけに、同じく成績優秀者だった看護師の仲間へ私から声をかけ、勉強会を開きました。これが、be Navigatorの原型です。

最初の会の名前は「ベッカミたちの心電図勉強法」。心電図の読み方を教えるというより、どんな本を読み、日々どのように勉強してきたかを紹介する会でした。

反応はとてもよく、少しずつ看護師さんが集まるようになりました。私自身、心電図について深く語り合える仲間や場所が身近にないと感じていたからこそ、学びを持ち寄れる場には意味があると思いました。

まずは、小さな「わかりました」から

私がつくりたかったのは、知識を得るだけではなく、それを言葉にし、現場で生かすことにつながる場所です。

本や動画から学べることはたくさんあります。でも、心電図を読めることと、その考えを人に説明できることの間には、難しい過程があります。私も、そこに悩んできました。

だからこそ、ほかの人がどのような言葉で説明しているのかを聞いたり、自分でも反応を返したりする機会を持ってほしいと思っています。

勉強会でいきなり質問するのは、結構大変ですよね。まずは、私がどんな言葉で、どんな順番で説明しているかを聞いてみてください。そして、わかったところがあれば、チャットで「わかりました」と反応してみてほしいんです。

小さい頃、新しいことを一つ知ると、うれしくなって周りの人に話したことはありませんか。学んだことを言葉にする楽しさは、あの感覚に少し近いのかもしれません。

医療の現場では、周りの人の知識が気になり、「私なんて」と感じることもあると思います。でも、自分で学んできたことを、胸の内にしまったままではもったいない。小さく反応することや、自分の言葉で話してみることが、次の一歩につながると私は思っています。

be Navigatorという名前には、自分たちも周りを導き、リーダーシップを取れる人になろう、という思いを込めています。学んだことを伝え合い、現場で多職種と話し合える人が増えていく。そんな場を、私自身もみなさんと一緒に楽しみたいんです。

be Navigatorは、心電図の勉強会を中心に、現役の看護師が学び合う月額2,000円の会員制コミュニティです。

まずは、小さな「わかりました」から。一緒に、学んだことを言葉にしていけたらうれしいです。

もしよければ、一度のぞいてみてください。

コメント